現在、全国の避難所である公立の小中学校や公民館、そして避難経路には災害による夜の停電に対応できる独立電源の灯りがほとんど整備されていません。災害で停電になっても灯りがある安心・安全な社会環境を何としても構築したい。日本中の防犯灯の30%を災害に強い太陽光発電にしたい、そんな強い思いで開発しました。
静岡県トライアル発注推進事業「選定品」
- 災害による停電の暗闇の中、一刻を争う状況下で、避難誘導灯として人命を守る
- 電池の長寿命化で10年間メンテナンスフリーを実現
- 防犯灯として実用的な照度(鉛直面照度・約20ルクス)を確保
- 一体型のユニットとして軽量・コンパクトに開発
- 電柱や壁面等、場所を選ばず多様な設置の仕方が可能
- 避難所や救護所内へ移動可能で非常照明としても機能を発揮
- 完成品の状態で納品できる
- 本体価格、設置費、維持費の全てを最小限に抑えた設計
Made in 浜松
製品の主要部分である筐体のステンレス加工及び焼き付け塗装を地元で一括生産する。
独立電源の防犯灯として唯一の技術
従来のシール式鉛蓄電池の寿命を2.5年から10年に延ばせる機器(浜松で開発された)との融合にて試験結果を踏まえ10年間のメンテナンスフリーでの販売を可能にした。
防犯灯の応用利用
独自のアイデアにて、自立設置のみならず電柱設置・既存支柱設置・壁面設置・スタンド型稼働式等、様々な設置の仕方が可能な設計にすると共に、本体(重さ9kg程)のみも取り外して持ち運びができ、災害による停電時に避難所内の非常照明としても活用できる。
軽量・コンパクト・多機能・高耐久性・長寿命・低価格・低維持費の太陽光発電による独立電源の避難誘導灯(防犯・防災灯)
様々な設置の仕方が可能なフレキシブルな製品で、持ち運びや移動も可能な設計。
筐体を1.5tの肉厚なステンレス製に焼付け塗装仕上げの仕様とし、ボルトやネジも全てステンレス製で、極めて耐久性・耐候性に優れている。
イニシャルコスト・設置費・ランニングコストの全てが、極めてリーズナブルで導入の負担が少ない。
無灯火の防犯灯を無くし、浜松を防災・防犯都市へ、そして全国へ
全国には約1,200万基(人口の10%)の防犯灯が設置されていて、LED化は推進されているが、災害による停電時にも機能し、漆黒の暗闇の中、一刻を争う状況下で迅速に避難場所へ誘導できる独立電源の避難誘導灯の整備は避難経路や通学路に於いてほぼゼロである。また、全国の公立小・中学校等の避難場所(約5万箇所)への独立電源の常夜灯の設置状況は10%にも届いていない。
浜松市は昔から東海地震等の災害に備えて独立電源の防犯灯を一部の施設や道路には設置しているが、設置されている独立電源の防犯灯(常夜灯)は維持費の負担が重い事や消耗品の供給が出来なくなったり、管理体制が構築されていない為、設置数年後には不点灯の状態で放置されたり撤去されているのが実情である。
これは、浜松市だけではなく、全国的にも言えることである。
また、山間地等の電気の引き込みそのものが困難な地域には暗くて危険な通学路が多く有り、犯罪の抑止という役割としても、独立電源の常夜灯は必要である。
このような状況を打破する為に、「日本中の防犯灯の30%を太陽光発電にする」事を目標に掲げ、全ての避難経路、避難所、通学路に災害による夜の停電時にも常夜灯が有る安心・安全な社会を構築したいとの思いで、商品開発をして参りました。
太陽光発電の防犯灯の導入が進まない一番の原因が、コスト面でした。
太陽光発電の防犯灯の平均的な価格は約100~200万円と高額ですが、当社の防犯灯は超低価格で、設置方法は様々な形で対応できるようになっている為、場所を選びません。
そして、一度設置された太陽光発電の防犯灯が無灯火状態で放置されてしまう原因であるランニングコストの面では、安価で安全な鉛蓄電池と特別な機器とを融合することで、電池の寿命をリチウムイオン電池と同等以上の約10年に延ばすことに成功し、ランニングコストを飛躍的に削減できるようになりました。
全国の避難所(公立の小・中学校)や公共施設に設置されている太陽光発電の防犯灯(常夜灯)の多くはメンテナンス費の負担が重い為、10年以上不点灯のまま放置されているのが実情です。
独自の技術で灯りの無い国に常夜灯の有る生活を提供したい!
筐体は安価な間伐材での加工も可能!